今から約20年前、お酒の仕事を始めて興味を持ったラム酒。
その中でも1番好きだったセント・ジェームスの故郷である
カリブに浮かぶ島、フランス領マルニティーク島を訪れた。
そのルーツを肌で感じ、人々に触れ、文化を知る。
そのエスプリを少しでもお客様に伝えることができれば、一層美味しいラムを
味わって貰えるだろうとの思いが今尚モチベーションに繋がっている。
今から約20年前、お酒の仕事を始めて興味を持ったラム酒。
その中でも1番好きだったセント・ジェームスの故郷である
カリブに浮かぶ島、フランス領マルニティーク島を訪れた。
そのルーツを肌で感じ、人々に触れ、文化を知る。
そのエスプリを少しでもお客様に伝えることができれば、一層美味しいラムを
味わって貰えるだろうとの思いが今尚モチベーションに繋がっている。
フランス領・マルニティーク島にあるセントジェームスの蒸留所。ここのスタッフは皆陽気なカリビアンだ。 施設を案内された時、目に入ったのが100年以上も経つビンテージのボトル。ラベルも当時のままの 良いコンディションの様だが、当り前かのように置いてある。思わず工場長に「日本に持って帰りたい」と 懇願すると、空かさず「OK!」の返事。快く快諾を頂いた。 私達が訪れた時代は正にラム酒全盛期で、アグリコール・ラムが花盛り。 アグリコールとはインダストリアルラムといったサトウキビを精製した残りカスの糖蜜から作られる比較的安価なもの とは一線を画し、サトウキビから搾取される100%ジュースを蒸留して作られる質の高いもの。 またマルニティークの中でもここの蒸留所はダークラムにこだわっているが、 兎に角、旨いラム酒を作りたいという情熱がひしひしと伝わって来る。 この美味しいラム酒を日本の、いや大阪の「酒好きに飲ませたい・・・」 そんなことを思いながら遠く離れた日本の地に思いを馳せていた。 今ではフランスの大手酒造メーカーの傘下になっているみたいだが、そのエスプリは今尚途絶えないみたいだ。
ラム酒には色や、香りの強さ、原料による分類に分かれており
一般的なホワイト・ラム、ゴールド・ラム、ダーク・ラムは色による分類である。
●ホワイト・ラム(シルバー・ラム)
内側を焼いていない樽で貯蔵後、活性炭を使い色と香りを取り除いたタイプと、
蒸溜・割り水後、タンク熟成させるタイプがあり、
「さとうきび」や「糖蜜」といった素材の味が、自然なまま味わうことができるタイプのラム酒。
●ゴールド・ラム
カラメルなどで着色したり、ダークとホワイトを混ぜたりするため、ウイスキーに似た色合いのラム酒。
果実やハーブなどの香りをつけたフレーバー・ラムによく見られるタイプで、アンバー・ラムとも言う。
●ダーク・ラム
蒸溜した原酒を内面を焦がした樽で3年以上貯蔵するため、樽からの独特な香味成分が出て濃褐色になるのが特徴のラム酒。
セント・ジェームスは1765年、マルティニーク島サン・ピエールに創設された蒸留所。セント・ジェームスと言う名前は英国貴族の名前から取られたと言われており、当初は英国への輸出を想定していた事が伺える。1882年に商標登録、世界で初めてスクエアボトルを使用した事で知られる。1902年のペレ山の噴火でサン・マリーに蒸留所を移す。
セント・ジェームスの故郷であるマルティニーク(Martinique)はフランスの海外県の1つであり、カリブ海に浮かぶ西インド諸島のなかのウィンドワード諸島に属する一島。
海を隔てて北にドミニカ国が南にセントルシアが存在する。
「世界で最も美しい場所」とコロンブスに呼ばしめ、彼を魅了したマルティニーク島の語源は島に住んでいた、カリブ人の言葉でマディニーナ(花の島)、またはマティニーノ(女の島)がマルティニークの語源になっている。
小泉八雲やポール・ゴーギャンは一時マルティニークに滞在していた。(Wikipediaより)
マルティニーク観光局公式サイト